福井県内の高校の国際科等に所属し、高2で数ヶ月から1年程度の留学を経験した生徒の皆さん。現地で苦労しながらも、ついに日本語を介さず「英語を英語のまま理解し、話せる回路(英語脳)」を手に入れたことでしょう。しかし帰国後、受験学年が近づくにつれて、多くの生徒が「せっかく伸びた英語力が落ちていく」という強い危機感を抱きます。本稿では、日本の受験システムの中で退化しがちな英語脳を維持・向上させつつ、最難関大受験も同時に突破するGLNの独自アプローチを解説します。
1. なぜ帰国後に「英語脳」が退化してしまうのか?
第二言語習得理論(SLA)には「Use it or lose it(使わなければ失われる)」という残酷な原則があります。留学中や帰国直後は、日常のすべてが英語でのインプットとアウトプットで満たされています。しかし、帰国後に日本の高校で「大学受験モード」に入ると、以下のような環境の変化が起きます。
- 発話(アウトプット)時間の激減:自分が英語で思考し、意見を述べる時間が極端に制限される。
- 「英語のみ」の授業の減少:受験対策のため、日本語での文法解説や「和訳・直訳」を中心とする授業が増える。
- 処理スピードの低下:日本語を介して考える癖(翻訳オーバーヘッド)が再び脳内に作られ、流暢さが失われる。
留学でせっかく「高速道路(英語脳)」を作ったのに、日本の受験勉強のやり方に合わせようとして、自らその道路を壊してしまう(日本語回路に戻してしまう)生徒が後を絶ちません。これは非常にもったいないことです。
- 文法や長文読解を「日本語の解説」で学ぶ
- 受験のためにスピーキング(発話)を休止する
- 綺麗な和訳を作ることにこだわりすぎる
- 受験の長文や文法も「英語で」議論し学ぶ
- 発話量をキープし、論理的思考力を英語で鍛える
- 直訳を排し、内容の核心を英語のまま捉える
2. GLNの解決策:「英語で」受験英語を指導し、発話量をコントロールする
留学で培った素晴らしい財産を守り、さらに引き上げるためのGLN(Global Lingua Network)の最大のアプローチ。それは、福井駅前「越乃バレー」で行う対面パーソナルセッションにおいて、**代表自身が「英語で」セッションを進行し、生徒の発話量を意図的にコントロール・確保する**ことです。
当校のセッションでは、東大・京大、早慶レベルの超長文や自由英作文、難解な文法構造の解説を、あえて「日本語に訳す」ことなく、英語のディスカッションを通じて(English to Englishで)行います。
「筆者はこのパラグラフで何を主張しているのか?」「あなたならこのテーマに対し、どう反論を構築するか?」といった問いに対し、生徒自身が英語でロジカルに回答する時間を徹底的に確保します。
このアプローチにより、生徒は留学中と同等、あるいはそれ以上に高度な知的ディスコース(学術的な対話)を英語で行うことになります。 結果として、「英会話力の維持・向上」と「難関大が求める高度な読解・記述対策」を、全くトレードオフにすることなく両方どりできるのです。
3. 平日のLMS自習で「精緻な知識」を補強する
留学経験者の強みは「リスニング力」と「英語の感覚」ですが、逆に弱点になりやすいのが、日本の難関大入試で求められる「緻密な文法・語法の知識」や「高度なアカデミック語彙」の抜け漏れです。
「なんとなく通じる英語」から「正確で減点されない知的な英語」へとレベルアップさせるため、平日は当校のLMS(学習管理システム)を活用します。
Vocab Masterや厳選された文法プリントを用い、1日30分程度の負荷の軽い反復学習を行うことで、留学で身についた感覚的な英語のネットワークに、確固たる正確な知識(語彙・語法)を流し込んでいきます。
4. 福井から、国内最難関大・海外トップ大へ
国際科での学びや留学経験は、今後のグローバル社会を生き抜くための最強の武器です。 その武器を、「日本の受験英語」という枠にはめて錆びつかせる必要は全くありません。
当校の「英語による思考・発話」×「科学的なインプット管理(LMS)」を組み合わせれば、福井にいながらにして、英語力を退化させることなく国内の最難関大、総合型選抜(旧AO)、あるいは海外大学進学への切符を確実に勝ち取ることができます。
英語を単なる受験科目としてではなく、世界と渡り合うための「一生モノの運用ツール」として磨き上げたい国際科・留学経験者の皆さん。あなたの強みを最大限に活かす環境が、ここにあります。
【参考文献】植村研一「脳科学から見た効果的多言語習得のコツ」『認知神経科学』Vol.11 No.1, 2009年 / Ojemann GA, Whitaker HA(1978)The bilingual brain. Arch Neuol 35, 409-412.
留学で手に入れた「英語脳」を受験の最大の武器にする
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